人型の妖怪
夜行遊女とは

夜行遊女   夜行遊女とは、難産で亡くなった女性の霊で、いつも赤ん坊を抱いている。   源頼光の四天王の一人、卜部季武(うらべのすえたけ)は、美濃(現在の岐阜県)に夜行遊女が現れると聞き、度胸試しに美 […]

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動物型の妖怪
オゴメとは

オゴメ   東京都三宅島でいう山の怪物である。姿は見えないが、 木の上で赤子のような声を出して鳴き、 また、「オゴメ笑い」 といって、変な高笑いをする。   この妖怪は怪鳥だという話もあり、ウグメとも […]

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人型の妖怪
雪女とは

雪女 雪の降る夜に現れ、場所によっては雪女郎(ゆきじょうろ)とも呼ばれる。東北地方のあるマタギが体験した雪女について次のような話をした。 子供の頃、父に猟に連れて行ってもらったが、獲物は何もなかった。夕方から雪が降り出し […]

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無形物の妖怪
ジキトリとは

ジキトリ 民俗学者の柳田國男によれば、「ジキトリ」とは食取りのことだろう。つまり、人に取り憑いて食べ物(体内に蓄えられた栄養分など)を奪う魔物のことである。 愛媛県の宇和地方では、急に空腹を感じたり、手が動かなくなったり […]

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動物型の妖怪
件(くだん)とは

件(くだん) 天保7年(1836年)、丹波国与謝郡(現・京都府宮津市倉梯山)に人の顔と牛の胴体を持つ「倉橋山」が出現したことを記した当時の瓦版が現存する。これは、数年連続して豊作が続くことを予言したもので、この絵を飾ると […]

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動物型の妖怪
アマビエとは

アマビエ 弘化三年(一八四六) というから、江戸時代のこと。肥後(現熊本県)の海中に、毎夜光るものが出たという。 土地の役人が行ってみると、海中から怪しい化け物が現れた。その姿は、全体的には人魚のようだが、髪の毛が長く、 […]

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無形物の妖怪
輪入道(わにゅうどう)とは

輪入道 昔、京都の東洞院通に輪入道という妖怪が現れた。夕暮れになると、この妖怪は繁華街から山に向かって恐ろしいスピードで駆け上がっていく。その姿は怖くて誰も見たことがなかった。 ある女性がその妖怪を一目見ようとドアを少し […]

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人型の妖怪
お歯黒べったりとは

お歯黒べったり 昔、花嫁になる人の歯は鉄漿で黒く染められていた。その姿をみてお歯黒といったが、黒い歯をむき出しにして微笑む姿を想像すると、不気味すぎてそれだけで妖怪の範疇に入ってしまう。 言うまでもないが、お歯黒べったり […]

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人型の妖怪
二口女(ふたくちおんな)とは

二口女   昔、下総(現・千葉県北部、 茨城県南西部) にある女がいて、自分の子だけ愛し、先妻の子に食物を与えなかったので、継子は病気となって餓死した。   その子の四十九日目に、その家に薪を割る男が […]

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動物型の妖怪
犬神とは

犬神 犬神信仰は、狐憑き、狐待ちと並んで、西日本で最も広く行われている犬の霊の憑依形態である。狐の棲まない四国を犬神の本場とする考え方もあるが、犬神信仰は最近まで大分県東部、島根県、四国北東部から高知県にかけて残っていた […]

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